ひな人形の十五人には全員役割がある!知るほど飾るのが楽しくなる話
七段飾りのひな人形を見ると、「人数が多くて名前が分からない」という声をよく耳にします。
実は十五人には、それぞれ大切な役割があります。意味を知って飾ると、毎年のひな祭りがもっと楽しく感じられるでしょう。
一番上に座るのは、お殿様とお姫様。女の子の健やかな成長と幸せを願う中心となる存在です。
二段目には三人官女が並びます。
お祝いの席を支える女性たちで、真ん中だけが既婚者という特徴があります。よく見ると眉や口元の表情も少し違い、それぞれ丁寧に作り分けられています。
三段目は五人囃子。
太鼓や笛などを持ち、お祝いの音楽を奏でる楽団です。持っている楽器は五種類あり、並べ方にも意味があります。
四段目には右大臣と左大臣。
年齢や表情が異なり、お殿様とお姫様を守る護衛役です。
最後の五段目には三人仕丁が並びます。泣く、怒る、笑うという三つの表情には、人が人生で経験するさまざまな感情が表現されています。
「どんな出来事も乗り越え、幸せな人生を歩んでほしい」。
そんな願いが込められています。
さらに六段目、七段目には箪笥や鏡台、御駕籠、重箱などの嫁入り道具が並びます。ただ華やかに飾るためではなく、将来の幸せな暮らしを願う大切な意味があります。
弊社では、こうした節句文化や人形一体一体の役割も分かりやすくお伝えしています。
十五人全員の役割を知れば、ひな人形は飾りではなく、家族の願いを形にした存在だと感じられるでしょう。