人形の小話

暮れから正月にかけて、飾る品物 羽子板、破魔弓、破魔矢(掛け軸) の風習、伝統文化について 

我々の扱う品物には、地域性があります。

同じように暮れから正月を無事に過ごし新しい年を迎えられますようにとの情意で、

贈答品となっていたものに、破魔矢と呼ばれたものがあります。

これは、新生児が生まれたお宅に、掛け軸(男の子には、武者絵。女の子には、お姫様の絵。)送る習慣で、

近所、親戚、友達に至るまで多くの人たちが歳暮という事で贈りあっていました。

多くの掛け軸が集まると部屋中ぐるりと囲むように、掛け軸を下げその中に新生児を寝せておいて、

邪気を避け無事に新春が迎えられるようにと各家々で行っていた風習です。

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