ひな人形に込められた祈りと、手仕事のあたたかさ
春の訪れとともに飾られる、ひな人形。
その華やかさの奥には、千年以上も受け継がれてきた日本人の祈りがあります。
「この子が健やかに、幸せに育ちますように」
そんな想いを形にしたのが、雛祭りのはじまりです。
人形工房吉貞では、ひな人形をただの飾りではなく、「お子さまの分身」として大切にお作りしています。
顔の表情、衣装の柄、髪の結い方、どれも職人が一体ずつ丁寧に仕立て、心を込めて仕上げます。
使う素材も自然由来のものを中心に、土に還るやさしさを大切にしています。
胴体には藁を用い、衣には絹や和紙を使うことで、年月とともに風合いを増していきます。
「お雛様って、見ているだけでほっとするね」と、工房を訪れるお客様がよく口にされます。
その理由は、温かみのある手仕事に触れるからかもしれません。
一針一針、職人が想いを込めて縫い上げることで、機械には出せない“人のぬくもり”が宿ります。
また、吉貞のひな人形は、ご家庭の想いを形にするオーダーも承っています。
お母さまやお祖母さまの帯を使ったお雛様、思い出の柄を再現した衣装など、世界に一つだけの人形を作ることができます。
「娘のために、母の想いを受け継ぐひな人形を贈りたい」
そんな願いを叶えることができるのも、伝統工房ならではの魅力です。