お人形まめ知識
雛ちゃんの日記
ひなまつりの日の夜、雛ちゃんは、夢を見ました。
夢の中に雛の精がでてきて、「おひなさまの国を案内してあげる。」といいます。
雛ちゃんは、妖精と一緒に おひなさまの国を、探検することになりました。そこで雛ちゃんがまず見たのは、大きな、階段のお城に敷かれた、真っ赤な絨毯でした。
雛ちゃんは、妖精に聞きました。「どうして赤の絨毯が敷かれているの」。妖精が答えました。「赤という色には、魔除けの力があると言われているから、お城の中に悪いものが入ってこないように敷かれているのよ。」
「それじゃ一段ずつのぼっていきましょうね。」雛ちゃんは、聞きました。「こんな大きな階段をどうやって上るの。」妖精は、「私によくつかまって」というと、羽を広げ飛び上がりました。あっという間に、一段目に上がりました。
妖精が説明します。「この両脇にあるのは、昔の乗り物なのよ。」雛ちゃんが聞きます。
「どうして真ん中の重箱みたいなものは、四つなの、家のは三つだと思ったけれど。」「よいところに気がついたわね。」妖精は、答えます。
「普通の重箱は、三つ重ねなのそれにもう一つ足してあるのは、もっと幸せになれますようにというおまじないなのよ。」
「それじゃ二段目に行こうね。」二段目は、道具がいっぱい並んでいました。「ここは、昔のお嫁入り道具が 並べられているのよ。」
「次は、三段目ね。」そこには、三人の大きな男の人がいました。何か話しているようなのでそっと聞いていました。
どうやら仕事のことでとで白い顔をした若い男が、赤い顔をした中年の男に、怒られ泣きべそをかいています。
そこへにこにこと老人がやってきてやさしく指導します。
中年の男は、自分の持ち場に戻って又ばりばりと仕事を始めました。暫く様子を見ていた後、妖精は、雛ちゃんに言いました。「この三人の人は、若い時苦労をしても、歳を取った時には、こにこしていられるように、とのお願いが込められているのよ。」
「それじゃ4段目に行くわね。」そこには、ちょっとりっぱな着物を着て弓矢を持った若者と老人がいました。「この二人は、門番となって悪いものを受け付けないのが役目なのよ。」
「今度は、5段目ね。」「この5人は子供の顔をしているね。」「そう赤ちゃんがすくすくと成長して元気に子供から大人になれるようにはやし立てるのが役目なのよ。」
「もう少しね。今度は、6段目よ」そこには、大人の女が一人と、少女が2人いました。「この人たちは、何をする人」?雛ちゃんが聞きました。妖精はいいます「この三人は、結婚の儀式を進めてくれる人たちなのよ。」「ふーん」 雛ちゃんは、最後に一番上の7段目に行きました。「あちらにすわっているの立派な衣裳を着た人が雛ちゃんの将来結婚する相手の男のひとよ。」
妖精の言葉に雛ちゃんは、びっくりして赤くなってしまいました。そこには、一段高い、畳の台がありました。「雛ちゃんあの台の上に座って」気がつくと、雛ちゃんも大きくなってきれいな十二単にきがえていました。
妖精に言われた通りに男の人の隣に座った雛ちゃんは、妖精に聞きました。「ここにたっている灯りは、なあに?」妖精が答えます。「それはね、雪洞といって昔の灯りなの。昔の結婚式は、夜やったのだから灯りがないと困るのよ。」それを聞いて雛ちゃんは、横を向いて男の人の顔を見ようとしました。
すると妖精が言いました。「雛ちゃん、今日の探検は、これでおしまいね。」気がつくと雛ちゃんは、お蒲団の中でした。
雛ちゃんは、飛び起きて自分のお雛さまの前に行き夢の中での妖精の話を思い出していました。そこにお母さんが来ていいました。
「雛ちゃんお雛さまを一緒にしまってくれる。」「この御ひなさまはね、おじいちゃんとおばあちゃんがね雛ちゃんが無事に成長して大人になってくれるように、そして大人になった時には、立派な男の人と結婚して幸せなお母さんになれますようにという事で送ってくれたのよ。」「大切にして来年も飾ろうね。」
雛ちゃんは、考えていました。このおひなさまは、私の代わりに御内裏様の隣に座っているのだと。
夢の中に雛の精がでてきて、「おひなさまの国を案内してあげる。」といいます。
雛ちゃんは、妖精と一緒に おひなさまの国を、探検することになりました。そこで雛ちゃんがまず見たのは、大きな、階段のお城に敷かれた、真っ赤な絨毯でした。
雛ちゃんは、妖精に聞きました。「どうして赤の絨毯が敷かれているの」。妖精が答えました。「赤という色には、魔除けの力があると言われているから、お城の中に悪いものが入ってこないように敷かれているのよ。」
「それじゃ一段ずつのぼっていきましょうね。」雛ちゃんは、聞きました。「こんな大きな階段をどうやって上るの。」妖精は、「私によくつかまって」というと、羽を広げ飛び上がりました。あっという間に、一段目に上がりました。
妖精が説明します。「この両脇にあるのは、昔の乗り物なのよ。」雛ちゃんが聞きます。
「どうして真ん中の重箱みたいなものは、四つなの、家のは三つだと思ったけれど。」「よいところに気がついたわね。」妖精は、答えます。
「普通の重箱は、三つ重ねなのそれにもう一つ足してあるのは、もっと幸せになれますようにというおまじないなのよ。」
「それじゃ二段目に行こうね。」二段目は、道具がいっぱい並んでいました。「ここは、昔のお嫁入り道具が 並べられているのよ。」
「次は、三段目ね。」そこには、三人の大きな男の人がいました。何か話しているようなのでそっと聞いていました。
どうやら仕事のことでとで白い顔をした若い男が、赤い顔をした中年の男に、怒られ泣きべそをかいています。
そこへにこにこと老人がやってきてやさしく指導します。
中年の男は、自分の持ち場に戻って又ばりばりと仕事を始めました。暫く様子を見ていた後、妖精は、雛ちゃんに言いました。「この三人の人は、若い時苦労をしても、歳を取った時には、こにこしていられるように、とのお願いが込められているのよ。」
「それじゃ4段目に行くわね。」そこには、ちょっとりっぱな着物を着て弓矢を持った若者と老人がいました。「この二人は、門番となって悪いものを受け付けないのが役目なのよ。」
「今度は、5段目ね。」「この5人は子供の顔をしているね。」「そう赤ちゃんがすくすくと成長して元気に子供から大人になれるようにはやし立てるのが役目なのよ。」
「もう少しね。今度は、6段目よ」そこには、大人の女が一人と、少女が2人いました。「この人たちは、何をする人」?雛ちゃんが聞きました。妖精はいいます「この三人は、結婚の儀式を進めてくれる人たちなのよ。」「ふーん」 雛ちゃんは、最後に一番上の7段目に行きました。「あちらにすわっているの立派な衣裳を着た人が雛ちゃんの将来結婚する相手の男のひとよ。」
妖精の言葉に雛ちゃんは、びっくりして赤くなってしまいました。そこには、一段高い、畳の台がありました。「雛ちゃんあの台の上に座って」気がつくと、雛ちゃんも大きくなってきれいな十二単にきがえていました。
妖精に言われた通りに男の人の隣に座った雛ちゃんは、妖精に聞きました。「ここにたっている灯りは、なあに?」妖精が答えます。「それはね、雪洞といって昔の灯りなの。昔の結婚式は、夜やったのだから灯りがないと困るのよ。」それを聞いて雛ちゃんは、横を向いて男の人の顔を見ようとしました。
すると妖精が言いました。「雛ちゃん、今日の探検は、これでおしまいね。」気がつくと雛ちゃんは、お蒲団の中でした。
雛ちゃんは、飛び起きて自分のお雛さまの前に行き夢の中での妖精の話を思い出していました。そこにお母さんが来ていいました。
「雛ちゃんお雛さまを一緒にしまってくれる。」「この御ひなさまはね、おじいちゃんとおばあちゃんがね雛ちゃんが無事に成長して大人になってくれるように、そして大人になった時には、立派な男の人と結婚して幸せなお母さんになれますようにという事で送ってくれたのよ。」「大切にして来年も飾ろうね。」
雛ちゃんは、考えていました。このおひなさまは、私の代わりに御内裏様の隣に座っているのだと。