よくある質問
【質問】お雛様の飾り方は?
近代に入ってからは、向かって左が内裏様、右がおひな様という並べ方が主流(京都では、昔からこうだったという事で逆に飾ります)になっ
ています。
結婚式でも花婿が右花嫁が左という時代ですから正しいとか間違えとかは、言えません。
ただ昔のことを考えますと逆だったろうと思います。
明治維新以降、天皇陛下が、外交の要人に合わせて皇后陛下の右に立ったお写真が出た事や玉座の位置を正面から撮った写真が出たこ
とによる錯覚、左上位の考え方など。
陰陽の考え方が日本の社会の中にあったわけですが、その中には、左が陽で右が陰という考え方があります。
陽のほうに男性、陰のほうに女性、配置することの方が自然と思われるます。
いまでも、左側に日が伸びていく陽の季節の象徴桜、右側に日が短くなっていく陰の季節に実をつけた橘が配してあります。
せっかく伝統行事に触れる機会、昔の考え方など考えてみるのも楽しいかもしれません。
当店では、向かって右内裏様、左お雛様を推奨しております。