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ひなつく里花伝

菱餅の三重 雪のいざない

菱餅の三重 雪のいざない
 大阪は新世界のシンボルになっている通天関の天辺てっぺん)には、お供餅のようにも映る、天気予報のネオンが点灯している。ずっと以前から、つぶさにその様子を見物したかったが、なかなかその機会に恵まれぬ。昨年十一月、名古屋で会った大阪の赤瀬さんにそのことをお話ししたところ、お住まいが近くだそうで、さっそく夜空に映る通天閣の姿を撮ってお送りいただいた。

予報のサインは
ハレ  シロ
クモリ オレンヂ
アメ  ブルー

 それぞれの色で天候が表示 されるのが、とてもユニークだが、大阪地方ではめったに降らぬと聞く雪の天侯に、予報では一体どんな色を用いるのか、興味がそそられる。それはハレの予報 に雪の色といえる白を使っているのと、実は雛の座のお供えものには欠かせぬ、菱餅に伝わる色づかいにことよせていたからである。

 春は三月十二支では辰の 月、辰は水を表わし、自然界に水があふれて草木の生長を助け、動物の活動が促される月。和名での月の名は弥生。太陽暦ではほば四月と思えばよい。陽気に満 ちたこの月の上旬には雪の降ることもあって、人々を驚かす時候でもある。春分も通り過ぎて三春の区分では季春と呼び、現今では晩春とか暮春ともいわれる時 侯に当たる。殺伐とした話で恐れ入るが、史実として陰暦三月三日の降雪に桜田門外の変があり、雪の夜のできごととして名高い。

 節のものを供えたことから、節供という言葉が生まれた。

菱餅の三重 雪のいざない

 三月三日。 重三ちょうさん)の吉祥も込められた雛祭の節日には、必ず桃の花枝が雛の座に供えられ、古い昔には、婦女の共にまった)からんの願いから、母子草ははこぐさ)も蒸して用いた菱餅。のちには中国からの竜舌りょうぜつ)ばんの古俗や蓬莱の吉祥、薬効も手伝い、その緑が邪気を祓う草とされるよもぎ)を用いた菱餅が、あか(桃)、しろ、あお(緑)の三つ重ねにして供えられた。

 三重の順序は、 一面の蓬草の上に雪が積もり、雪の大地には桃の咲く風情で、あかは桃の花の未来を知る吉祥、しろは純真清浄、あおは邪気を除ける象意が注がれ、三位一体の供え物とした。加えて菱の形は、足利将軍時代からの延命長寿を願う、歯固はがた)めの儀式の供え台に並んだ菱形の餅にならってつくられたと考えられ、季節を謳った。三重の菱餅は、雛祭を代表する供えものとされてきている。

 はじめに触れた通天閣の天気予報の雪は、自身の色である白をハレにゆずり、奇想天外と思える桃色に点灯し、表示されるのは面白い。按ずるに菱台にのせ、雛壇に供えられる、三重の菱餅の色がさねに連想が働き、雪の上に散る桃の花を彷彿とさせるのは楽しい。

 雪の色に桃色を選んだ予報の点灯の定まりには、きっと三重の菱餅とのないまぜが働いているに違いない。

2菱餅の三重 雪のいざない

 さて、菱餅をのせる菱台なるものが出はじめたのは、およそ寛政ごろ(約二百年前)という。折敷おしき)三方台の変形したもので、三方台は袴と呼ぶ裾に広い菱形のもので、今日のような菱台が、雛祭独得の雛具として出現し、定着してきている。袴の部分は形状から二方が刳貫丸くりぬきまる)になるので、三方台でなく袴台と呼ぶ。その後、菱台も膳椀の雛具との調和も手伝い、菱形の折敷板の四隅に猫足を取り付けたものも作られている。さらに、折敷に菱餅をのせる落とし板を置いた上等なものにもひろがりをみせている。

 いずれにしても、菱台という調度は雛壇のために生まれてきたものといえよう。

 ちなみに雛具の扱いの上で、膳揃と呼ぶときは菱台、高坏、三方飾に膳椀を加えた組物を式正とし、三品揃は菱、高、三方揃とも呼んでいる。お供え用の雛具として雛壇、雛の座に欠かせぬいわれある故実の伝統は、崩したくないものである。

 なお、文中の歯固めについては江戸期の「年中故事要言」に、「本朝の風俗には、元旦に餅鏡(もちいかがみ)を用いて歯固めといふなり。人は歯を以て命とする故に、歯といふ文字をよわひとも読むなり。歯固は齢を固むる意なり。また直に歯を固むる意にてもよし。」とある。

 古俗に歯固めの供えといわれ、歯固めの供餅の儀礼にゆずり葉、歯朶(しだ)を共に供え、代々ゆずりの延寿をことほぎ、歯朶が歯固めにことよせた縁起は、節のもの(節供)の心が働いて、現代にも伝わっているといえる。 餅(もちい)はもちいいの促音と考える。



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